7月に組んだ、桜PCで利用したケースのメーカーであるjonsboから、NAS用のケースが複数出ているらしい。
調べていくと、MicroATXマザーが乗るサイズのケースがあったので気になって購入。名をば、jonsbo N4となんいひける。
国内での流通量があまり無さそうかつ、国内代理店で購入できないホワイトモデルをAliExpressで購入したので、軽くレビューしていく。
背景とか
現状のNASマシンのケースにThermaltakeのCore v21を使っており、無駄に大きくて乗り換えたいと思っていた。
NAS用のケースに求める条件を並べてみる。
- 3.5インチベイx4以上
- 3.5インチベイが冷やせる(ファンが当たる)
- MicroATXマザーが乗るサイズ(それ以上でも以下でも駄目)
- コンパクト
コンパクトかつMicroATXサイズという部分で中々ヒットしなかった。MiniITXなら意外と選択肢がある感じだが…
購入
購入する方法はいくつかあったが、現実的な選択肢としては三択となった。
- オリオスペック(23,800円、在庫切れ)
- Amazonの輸入業者(25,180円)
- AliExpress(13,453円)
本当は在庫のある内にオリオスペックで購入したかったのだが…無念。
で、どうせ輸入になるなら安い方と思いアリエクを選択。思っていたより保証も充実していたし。
ついでにオリオで取り扱いのないホワイトモデルを選択してみた。
開封
アリエクで11/28に購入し、12/06に到着した。国際便にしては速い方だと思う。国内の配送は佐川。
梱包
外箱がビニールに包まれた状態で届いた。剥がして中身を確認するとこんな感じ。
てっきり穴の1つや2つ空いているものだと思っていただけに、外箱の綺麗さには軽く感動した。
開封
中身はこんな感じ。発泡スチロールじゃないので部屋が汚れなくて助かる。
本体
傷などがなくて一先ず安心。
全体がかなり白い。そして木材が良いアクセントになっている。
以下、組み立てつつざっくり解説。
上面を開けるとこんな感じ。
Z20のときもそうだったが、フロントパネルのピンが纏まっていて大変便利である。余りのスペーサーはなかったので、ネジ穴が合わないときは今ついているものを付け替える必要がある。
3.5インチ/2.5インチスロット周辺。
下の画像の右側の3.5インチスロットx4はホットスワップに対応しているらしい。SATA電源1つで4本のHDDが動かせるので、低容量の電源を使うときに有り難い。
その隣のペリフェラル電源はファンピン用だと思われる。
左側は3.5インチスロットx2と2.5インチスロットx2が付いている。こっちは直接配線する必要があってかなり面倒くさい。
HDDやSSDにネジを付けて、レールのように引き出せる構造になっているが、ホットスワップ対応していないスロットは、配線したら引き出せないのであまり意味がない。ただケースに直接固定するよか楽だと思う。
あと3.5インチドライブに着ける持ち手はシリコン的な素材で出来ていて、スロットが若干固い上持ち手が伸びてしまい引き出しにくい。
配線するとこんな感じ。電源ケーブルやSATAケーブルが短いと配線しづらいのでSFX電源は長さに余裕があるものを推奨したい(あるのかそんなもん?)。構成は後ほど。
同じく24pinもかなりギリギリの長さだった。危ない。
余談、ネジ類のお話。
ケース本体や、マザーボードを固定するネジには全てワッシャー(樹脂製?)が付いている。自分が触ってきたPCケースでは初めてでびっくり。
マザボの取り付けとPCIeスロット。
自分が使ったマザーがショートサイズのものなので余裕があるが、フルサイズMicroATXマザーだと配線の余裕がそんなに無いと思う。
あと、動作確認用にGT730を挿していたが、マザーとケースの隙間が足りないのかPCIeスロットにとても挿しづらく、どこかで反っているような感触があった。個体差なのだろうか?
何かカードを挿す予定のある人は、物理的に余計な負荷が掛かってしまうかもしれないので注意。
ケースファンは3.5インチスロットの部分に1つだけついている。
電圧などの記載が全く無い+3pinなので家に転がっていたNoctuaのファンに交換。
マザボ側には風が一切当たらないので消費電力の多いCPUやSSDには注意。
その他所感など
- 電源ボタンのランプがアクセスランプを兼ねていて、白色で光りつつ赤色にも光る。
- 電源ランプが映像出力がないからなのかずっと点滅している。SSHで繋がるのでOSは普通に起動している。
構成
パーツ | メーカー | 型番 | 値段 |
CPU | Intel | Core i3-12100F | ¥12,580 |
CPUクーラー | Intel | リテールクーラー | – |
マザーボード | ASUS | PRIME B760M-K D4-CSM | ¥7,980 |
メモリ | GSkill | F4-2666C19D-16GNT | ¥4,480 |
SSDx2 | Crucial | CT240BX500SSD1JP | ¥2,729+貰い物 |
HDDx1 | WD | WD40EZAX-AJP | ¥10,080 |
HDDx2 | WD | WD40EZAX | ¥10,680×2 |
電源 | SilverStone | SST-ST30SF-V2 | ¥7,979 |
SATAケーブルx6 | ainex | SAT-6045BK | ¥540×6 |
SATA延長ケーブルx2 | ainex | SAT-15EXPA | ¥818×2 |
SATAカード | ASMedia | ASM1166 M.2 PCI-E M key to 6x SATA Adapter | ¥3,980 |
ケース | jonsbo | N4 | ¥12,520(割引) |
ケースファン | Noctua | NF-A12x25 PWM chromax.black.swap | ¥4,500 |
OS | – | Ubuntu Server 24.04.1 | – |
合計 | ¥93,055 |
総評
長所
- コンパクトかつ3.5インチHDDが6枚乗る実用的なNAS用ケース
- 見た目がよく、景観を崩さない
- ホットスワップ対応のHDDスロット
- HDDの冷却が可能
短所
- PCIeスロットにカードを挿しづらい(個体差ありそう)
- 全てのHDDスロットがホットスワップ対応しているわけではない
- 配線作業の難易度がやや高い
- ランプの挙動が独特
とりあえずNAS入れ替えを行ったのでしばらく様子見してみる。
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